[WG設置目的]
原子力発電所の自主的安全性向上の一環として、実プラントへのリスク評価の適用が始まり、今後、リスク情報に基づき脆弱部を特定し、補強することによってリスクを継続的に低減させていくことが期待されている。しかしながら、リスク関連の研究開発および技術者は、質・量ともに十分とは言える状況になく、研究開発の促進と技術者の育成が喫緊の課題となっている。本WGでは、原子力発電所のリスク評価に関して情報収集・整理を行い、今後の研究の方向性を探るとともに、講習会や講演会を開催してリスク評価に関する技術を普及させていく。
[方針]
実務者が、地盤・斜面のリスク評価を実施する際に問題となる事項を抽出し、解決策を提示する。課題の抽出に際しては、実務的な課題と学術的な課題を仕分けして、各課題の解決に向けて取り組む。
[活動内容]
1)既往研究のReviewを行い、残された課題を抽出・整理する。
・課題の抽出に際しては、電力の実務者にアンケートを取る。
・Reviewの成果に関しては、電力土木、土木学会論文集の委員会報告等に投稿
2)1)で抽出した課題に関して、取り組む。
3)RIDM(Risk Informed Decision Making)に関する情報収集・整理
4)RIDMの適用に関する検討
5)講習会・講演会等
[メンバー構成]
● 主査:大鳥(東京都市大学)
● 委員:中村(日本大学)、篠田(防衛大学)、大竹(新潟大学)
● 幹事:中島(電力中央研究所)、片山(電力中央研究所)、堀田(大成建設)