(1) 企画趣旨
土木学会110周年記念事業の一つに「土木との接点をデザインする」をテーマに掲げています。
土木に関わる事柄は自然災害や事故の際に改めて重要さが報道される一方、当たり前にある暮らしの中で市民にとっては普段はその役割が気づかれることは少ないです。土木分野では維持管理や人手不足、財政難などの抱える課題も多いですが、これからは土木の専門家だけでなく、一般市民と一緒に今後の暮らしの中の土木を考えていくことも重要と捉えています。
そのような背景の中で、本企画は土木学会員だけでなく学会員以外の方にも開かれた見学会を開催し、見学先に関わる自然現象や原理、設計思想など、この土木構造物が、いつ、どこに、誰が、なぜ、どんな、どのように作られたのか、使われているのかと伝えることを紹介することで、市民と土木、土木学会員と市民のつながりを創出していこうとするものです。見学先としては、今しか見られない施工現場や、普段使われているインフラの裏側、地域の史跡など土木に関わるあらゆるモノを対象としています。
この見学会の内容を「土木との接点のデザイン」の一つとして110周年記念事業式典にて展示し、事例集としてとりまとめます。なお、110周年記念事業見学会に該当するかどうかは、応募内容をもって110周年記念事業実行委員会で判断するものといたします。
今後に見学会を開催する団体・個人、または、企画趣旨に合致した見学会を開催した団体・個人を募集いたします。
(2) 応募できる主催者
土木学会員(個人、法人)または土木学会員が所属する団体
※ここでいう団体とは、民間企業、官公庁、教育機関、業界団体、学術団体を指します。
※学生会員が主催者となる場合は、担当教員の許可を得てください。
(3) 対象となる見学会
土木関係の方以外も含めた一般の方に向けて、土木の役割・意義・魅力について伝えている見学会であり、見学対象に関係する背景、自然現象や設計思想、施工の原理などの説明や体験学習などの取り組みについて工夫されているものを募集いたします。見学対象としては、供用開始済・施工中の土木構造物や施設、インフラを支えている施設等の体験・ワークショップ、土木遺産や史跡などの歴史散策などを含みます。
※例年開催されている見学会や実施済みの見学会でも、上記の取り組みがなされていれば対象となります。
※見学会での取り組みの参考事例は別紙資料をご参照ください。
(4) 認定の流れおよびスケジュール
応募いただいた見学会の概要について土木学会110周年記念事業実行委員会にて確認し、記念事業に該当すると認定した見学会について開催を依頼、110周年記念式典にてパネル展示及び事例集にて公表します。
応募締切:2024年9月13日(金)応募を締め切らせていただきました。多数のご応募をいただきありがとうございました。
見学会開催期間:2023年10月1日~2024年9月30日(月)
選考期間: 応募日よりおおよそ2週間
※応募いただいた見学会から順次、選考・結果をご連絡いたします。
記念式典:2024年11月19日(火)(パネル展示)(事例集は記念式典後に公開)
(5) 応募方法
応募を締め切らせていただきました。多数のご応募をいただきありがとうございました。
お問合せ先:土木学会事務局総務課
03-3355-3442 office@jsce.or.jp