土木業界では従前から若年人材の確保が課題となっている。その要因の一つに、中高生の土木分野に対する認知・理解不足が指摘されている。鋼構造委員会・広報のあり方調査研究小委員会の調査によると、普通科高校生の約9割は建築と土木の違いを理解しておらず、さらに土木の役割や仕事内容についても5割強の人が理解できていない。この背景には、土木(学会)と中高生との接点が薄く、土木への興味・関心が持ちにくく、進路として選択されにくいことがあると考えられる。
一方近年では、高校での探究学習においてPBLなどの活動が注目されており、直接的でなくとも普通課程の教育現場で土木と接触できる機会は増加していると考えられる。また次期学習指導要領では小中学校の「総合的な学習の時間」も「総合的な探求の時間」に統一されることになっていることから、土木との接触機会をさらに増やしていくことができると考える。
こうした時流を活かすべく、探究学習を通じた土木と中高生との接続機会を増やし、その成果を発表し、土木を目指す中高生が交流する機会を土木学会全国大会に設け、その運営を担うことを本委員会の目的とする。