「土木技術検定試験」出題方法等の変更についてお知らせ
2019年4月からの土木技術検定試験では、以下のとおり出題方法と出題範囲、試験結果の通知方法を変更いたします。
近年、大学、高専の土木系科目の教育内容が多様化し、一方で社会人受験者が増加している状況があります。土木学会では土木工学の基盤的知識を偏りなく身に付けていることが重要と考え、これを確認することを目的として出題方法と出題範囲を見直しました。
従来の解答方法は、6つの専門分野の90問から60問を選択する形式でしたが、2019年4月からは6つの専門分野の60問に解答することとし、問題の選択はできなくなります。共通問題は内容を変えずに名称を基礎問題に変更します。基礎問題10問と専門問題60問の合計70問に解答するところは従来と変わりありません。
また、試験結果の通知方法は、従来は試験終了後に会場にて紙による「試験結果レポート」をお渡ししていましたが、2019年4月から、「スコアレポート」取得方法の「通知メール」を、受験者が登録されたEメールアドレス宛に送信し、そこに記載されたURLからPCやスマートフォンなどでご自身で確認いただく方式となります。
■試験概要
問題形式
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多肢選択方式
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問題数
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70問(基礎:10問、専門:60問)
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試験時間
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2時間(120分)
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■出題範囲
出題範囲
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キーワード
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基礎問題
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技術者倫理、情報処理、数学(解析学、線形代数、確率・統計)、物理(力学)、工業英語
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専門問題
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土木材料・施工・建設マネジメント
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鋼材・補強材、混和材料、セメント、フレッシュコンクリート、硬化コンクリート、鉄筋コンクリートの変状、施工管理・施工計画
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構造工学・地震工学・維持管理工学
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応用力学、構造工学、鋼構造、コンクリート構造、複合構造、耐震構造・構造振動、維持管理工学
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地盤工学
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土質力学、動土質力学、基礎工学、地盤と構造物、地盤環境工学
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水工学
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水理学、河川工学、水文学、環境水理学、海岸・港湾工学
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土木計画学・交通工学
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土木計画、地域都市計画、国土計画、防災計画、環境計画、交通計画、交通工学、鉄道工学、測量・リモートセンシング、景観・デザイン、土木史
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土木環境システム
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環境計画・管理、環境システム、環境保全、大気循環・環境生態、上水道、下水道、廃棄物処理・リサイクル
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